保育士留学 体験談4
Sayakaさん
渡航都市:メルボルン
ビザ:学生ビザ
学校:UEC+ALG
お仕事先から就労ビザのオファーをもらったSayakaさんの体験談をご紹介します。
\就労ビザを取得!インタビュー/
●まずは、スポンサー獲得おめでとうございます!
スポンサーをいただくことになった経緯をお聞かせください。
去年の年末くらいに約2年働いている保育園のマネージャーから、Diplomaのコース終了後(4月以降)のプランについてどう考えてる?という話がありました。その時点でスポンサーがもらえるとは思っていなかったので、卒業生ビザを取るか、学生ビザを延長してGraduated Diplomaを取るか、まだ悩んでいるという話をしたところ、もしビザのスポンサーができるとしたら、そのままここで働いてくれる意思はある?と聞かれたことが始まりでした。私以外にもちょうど同じ時期にビザが切れるスタッフが数名いて、マネージャーからは、誰も失いたくないからなんとかスポンサーができないか実は移民弁護士に相談をし始めているところだ、という話をされました。ただ、メルボルンでは通常"educator"としてはスポンサーができない(ocupation listに載っていないため)ため、まずは園が、その例外を認めてもらうための難易度の高いlabour agreementをImmigrationに承認してもらう必要がありました。それが通らないことには私たちをスポンサーすることができないと。そこからは、園と移民弁護士、エージェントの方が何度も書類の再提出をしたりと、労力をかけてくれて、晴れて5月にlabour agreementが承認され、今回ようやくスポンサービザを申請できることになりました。
●その際に困難や大変だったこと、または良かったことなどがありましたら教えてください。
職場のlabour agreementが100%承認される保証もない中(弁護士さんからは99.9%大丈夫だろうと言われていましたが)、当初の予想より承認されるのにかなり時間がかかっていたので、それを待っている間がメンタル的には大変でした。待った挙句、もし承認されなかったらと考えると、ビザの期限も迫っていたし、Immigrationはどんどんビザの条件を厳しくしていくしで、不安で眠れない日もありました。実は近所の園も同じようにスタッフをスポンサーするためlabour agreementの申請をして、却下されていたそうで、それもあってlabour agreementが承認されるのは、私たちだけではなくて園全体の目標になっていました。念の為、予備のビザプランの準備も個人的に進めていたところ、ちょうど園長の誕生日当日、みんなでお祝いをしていたところに、labour agreementが承認された!というニュースが入り、みんなで泣きながら抱き合って喜んだのがいい思い出です!
●なぜスポンサーの声がかかったと思いますか?(謙遜なしで!率直な分析でお願いします)
ひたすら真摯に働いてきたことで信頼してもらえたことが今回のスポンサーに繋がったかな、と思っています。オージーの同僚やPRをすでに持っているスタッフたちも、「誰も失いたくないからビザなんとかしてあげてー!」とマネージャーや園長に声をかけてくれていたみたいでそれを聞いた時は嬉しかったです。
●オーストラリアに来る前のSayakaさんの日本での経歴を教えてください
4年制の私立文系大学を卒業後、一般企業で営業の仕事をし、その後、転職をしてインターナショナル保育園で5年間保育士として勤めたのち、オーストラリアへ留学しました。
●現在のポジション、園についてお聞かせください
現在は、toddlerルームのサブルームリーダーのポジションで仕事をしています。
●上司、同僚はどんな人たちですか?
上司、同僚は本当にみんなあたたかくて、よくみんなでfamilyと言い合っています。上司はいつでも親身にフランクに話を聞いてくれるし、努力を認めてくれて、いつもありがとうと感謝の言葉を毎日のようにかけてくれます。同僚は、本当に友達を越えて家族のような存在です。仕事にはみんな情熱をもっていて尊敬できるし、誰かの誕生日やお祝い事などはみんなで盛大にお祝いします。仕事おわりや休みの日でもよく一緒に出かけたりもしています。私がここの園で働き続けている理由は、「人」です。今の園で働けて、素敵な人たちに出会えて、幸せだなーと思います。
写真:
・同僚とピクニックへ
・レイバーアグリーメントが認可されたときにお祝いでアイスクリーム屋さんへ
●日本の働き方との違いはありますか?
相手を大切にする前に、まずは自分を大切にすること!という考え方が、まず日本と違うかなーと感じました。日本の職場では、多少自分を犠牲にしても相手(お客さん)のことを優先することが当たり前でしたが、こっちでは私自身のケアを第一に考えるよう職場でも学校でも言われます。学校の授業でも、自身のメンタルケアをすることや自身の身体を傷めないための子供の抱え方などを学びます。その視点は日本ではなかなかないので面白いなーと思います。
●Sayakaさんにとって、日本とオーストラリア、どちらで働くのが良いと思いますか?
また理由も教えてください。
どちらもいいところと悪いところがあって、決めるのは難しいです、、、日本は、勤務時間が長い、残業が多い、上下関係を気にする、長期の休みが取りづらいなどネガティブな面もありますが、仕事に対しての意識や個人の能力はすごく高いし、相手を気遣ってコミュニケーションもスムーズに取れるところは、日本の素敵なところだと思います。オーストラリアは、給料が高い、残業がない、休みを取りやすいなどもちろん日本にはない良いところがありますが、「空気を読む」という文化や「察する」という文化がなかなかないので、伝わってるだろうと思うこともいちいち言葉にして伝えないといけないところに日本人の私としては難しさを感じることも多々あります(笑)特にチームで働いていて、ルームリーダーのポジションになってから更にその難しさを感じています。日本だったらこんなこと起きないのにーということも毎日のように起こります(笑)
●休日の過ごし方をお聞かせください。
家でのんびりする日もあれば、外に飲みに行ったり、自然を感じにトレッキングに行ったり海に行ったりもします。天気がいい日は公園でのんびりピクニックするのも好きです。最近は同僚とダイエットも兼ねてジムに行ったり、ピラティスに行ったりもしています。
●これから当面のオーストラリアでの予定をお聞かせください。
ここから2年間スポンサービザで今の園で働いたあと、永住権が申請できる予定なので、永住権取得が一番の目標です。2年前オーストラリアに出発したときは、ひとまず数年海外に住みたい!というくらいの気持ちでしたが、こっちにきて出会った友達や同僚にいい刺激をたくさんもらって気づけば永住権を目指すようになっていました。今回のスポンサービザはその目標への大きな一歩なので、チャンスをもらえたことに感謝して、仕事もプライベートも楽しみながら充実させたいと思います。
●オージースタディのサポートについてのフィードバックがありましたら是非お聞かせください。
Yukieさんにはビザのこと、学校のこと、たくさんサポートしていただいて本当に感謝しています。コロナでなかなかオーストラリアへ出発できなかった期間もポジティブな言葉をかけ続けていただいたおかげでモチベーションを下げることなく準備をすることができ、その準備期間があったから今があると思っています。誰も知り合いがいない状態でオーストラリアにきて、いつでも相談できるYukieさんの存在は心強かったです!初めて東京でお会いしたとき、「保育士コースは卒業後にビザの可能性も広がるよ!」と言ってもらって、その通り今回のスポンサービザのように可能性が広がりました。いつもあたたかいサポートありがとうございます!!
●これからオーストラリアで勉強&働いてみたいと思われている方にアドバイスをお願いします。
オーストラリアで新しいことに挑戦するのは、もちろん簡単ではないし、悔しい思いをしたり大変なこともたくさんありますが、その分日本では味わえない経験ができたり、日本では出会えない人たちと出会えたりと、確実に世界が広がると思います。逆にオーストラリアで過ごして改めて日本の素晴らしさにも気づく機会にもたくさん出会えます。オーストラリアでは、とにかくチャンスとタイミングを逃さずにどんどん前向きに挑戦していくこと、自分がやりたいことを口に出して伝えることで、周りの人が助けてくれたり、道が開けていくので、躊躇わずどんどん行動していくことが大切かと思います
Sayakaさんの通った学校は「UEC & ALG」
TAFEや専門学校、大学にたくさんの留学生を送り出しているユニバーサルイングリッシュカレッジ(UEC)。
Sayakaさんのオーストラリア留学はここから始まりました。