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\はじめての海外留学/

車椅子で留学 体験談2

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Megumuさん

​渡航都市:パース

ビザ:観光ビザ

​学校:ナビタスイングリッシュ

​コース:一般英語コース

パースに留学されたMegumuさんに体験談をいただきました。

まずはMegumuさんについて。

「留学をしたい」と考えている車いすユーザーさんの参考になるようにと、Megumuさんの障害についてもお聞かせいただきました。

「私は病気による脊髄損傷でそれ以来車椅子で生活をしています。

障害の程度は、下肢は完全麻痺で、上肢は右手は握力が弱くて指先が少し使いづらく(字を書いたり、箸やスプーン等の使用はできます)左手は普通に使えます。

車椅子といっても、障害の程度等は人それぞれ違うと思うので参考になればと思います。」

\Megumuさんのパース留学について詳しくお伺いしていきたいと思います/

●学生寮から語学学校までの通学手段を教えてください。通学はスムーズでしたか?

 

自走式車椅子で15〜20分くらいです。

歩道は広くて道路を渡る時はスロープになっていたのでスムーズに通えました。

 

次に学校についてお聞かせください。

●海外の英語学校に通った感想をお聞かせください。

 

違う言語を話す人達が学校で英語を学んで、コミュニケーションが取れるようになるって素敵だなと思いました。

あと、様々な国の方がいてそれぞれ習慣が違うのも、日本にはない自由さがあるのもおもしろかったです。

 

●英語での授業に慣れるまでどのくらいかかりましたか?  

 

英語の授業は何を言ってるのかわからないことはよくありましたが、4日くらいで慣れました。

 

●学校やクラスメイトの出身国はどんな感じでしたか?

 

コロンビア・ベトナム・ブラジル・ペルー・台湾等の方がいました。

●学校で学習をする上で車いすでの移動や学習は問題はありませんでしたか?  

 

ありませんでした。授業で席を移動する時も配慮してくれて、ホワイトボードに書く場合も届かないところは他の生徒が書いてくれたりしました。

たまたまだったのか配慮していただいたのかわかりませんが、クラスが変わっても教室は車椅子用のお手洗いのある階だったので便利でした。

 

●学校生活で大変だと感じたことはありましたか?

全部英語なので、言ってる意味がわからないことは結構ありました。それ以外は特に大変なことは特になかったです。

 

●学校で楽しかったこと、思い出に残ることはありましたか?

 

様々な国の人と授業を受けることが初めてだったので、授業自体が楽しかったし思い出に残っています。拙い英語ですが、初めて話す国の方とコミュニケーションが取れたのもよかったです。授業後のビンゴ大会なども楽しかったです。

●学生寮や学校のスタッフは困っているときにサポートしてくれましたか?

 

学生寮

夜中に車椅子からベットへの移乗に失敗した時に寮の方に電話をしたらすぐに助けにきてくれたり、車椅子のタイヤの空気なくなったとき夜にメールをしたら翌朝には空気入れを用意してくれて空気を入れてもらったりしました。

電話で伝えるのが不安でも、メールで連絡をしたら早めに返事をくれるので助かりました。

 

学校

特に困ることはありませんでした。

 

 

次に日常生活についてお聞かせください。

●普段の生活の中で何か不自由はありましたか?また、オーストラリアのバリアフリー環境は日本と比べて違いはありますか?

 

 

体調面で気軽に相談できる人がいないのはちょっと不安でした。

不自由を感じたのはお手洗いの手すりが片方にしかなかったことと、扉が引戸のことが多く少し不便でした。

バリアフリー環境は、私が過ごしたエリアは歩道が広く、歩道に上がるところが必ずスロープになっているのでひとりでも外出できました。日本だと歩道が狭かったり段差になっていることが結構あるのでいい環境だなと思いました。

また、古い建物で階段しかなくても隣に車椅子用リフトが設置されていたり、店の正面に3段程の階段があっても脇にエレベーターが設置されていて感動しました。

 

●お部屋は十分な広さでしたか?お手洗い、シャワーなどは問題なく使えましたか?

 

お部屋は車椅子で過ごすのに十分な広さでした。

ベット、お手洗い、シャワーベンチの高さは自分の車椅子の高さと比べてもちょうどよく、移乗しやすかったです。

ただ、お手洗いは壁側にしか手すりがなく、私は両方にないと厳しいので自分の車椅子を横に置いて車椅子のアームレストを利用していました。

 

 

●オーストラリア留学で驚いたこと、予想外(カルチャーショック)だったことなどはありましたか?

 

カルチャーショックかは分かりませんが、事前に聞いていたとおり親切な人が多かったです。

例えば、外出先で坂を登ろうとしてると、Do you need help?と声をかけてくれる方がたくさんいました。違う方向に行こうとしてた人が長い坂を押してくれたり、荷物を抱えてても押してくれたり、2人同時に声をかけてくれたり、、

今までは外出先で困ったら嫌だなという思いがあり中々ひとりで行動できませんでしたが、オーストラリアでは声をかけてくれる方が多くてあまり不安に思わず行動できました。

 

車椅子の人もいるのが当たり前という感じで、生きやすいなと思いました。

 

●オーストラリア留学で為になったこと、よかったことはありますか?

 

留学自体が全て為になったし、よかったです。

海外に行くこと自体が初めてでしたが、行くことを決めてオージースタディさんに相談して色々手続きをして、着いてから大変なこともあったけど声をかけて助けてもらったり、色々な国の人とコミュニケーションを取ることができ、行かなかったら経験することはないことを2週間という短期間でしたがたくさん経験することができました。

また、ひとりで行動することによって自分の可能性が広がったし自信にも繋がりました。

 

 

●最後に...

これから留学をしてみたいという方に経験者からメッセージをお願いします!!

 

不安はありましたが、行かないで後悔するのは嫌だなと思い、行くことにしました。日常生活を送るのに困ることがないよう手配をしていただいたので車椅子でも大丈夫でしたし、環境のバリフリーも心のバリアフリーも進んでいて過ごしやすかったです。もし興味があるなら挑戦してみることをおすすめします!

今回は本当にありがとうございました。車椅子でも安心して生活できるよう、滞在する都市や宿泊場所や学校を考えていただいたおかげで挑戦することができました。世界が広がり、自分の可能性も広がったのですごく嬉しいです。

​\Megumuさん、貴重な体験談をありがとうございました/

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滞在中にMegumuさんから届いた素敵なお写真

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​​担当からのコメント:

Megumuさんの普段の生活は、ご自身で車を運転しての移動が多く、海外で自走式車椅子での通学や移動は、大きなチャレンジでした。そのため、留学が決まってから出発までは、前向きに色んな事にチャレンジしてくださり、日本でできることが増えたと伺っています。

出発前のMegumuさんとのやり取りの中で、Megumuさんのわくわくしている気持ちが伝わってきてとても嬉しかったのを覚えています。

​これからのMegumuさんの活躍を願っています!

\私がサポートしています!/
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オージースタディ代表
​Yukie(小久保幸江)
オーストラリア政府認定カウンセラー(QEAC#K271)
オーストラリア観光局認定オージースペシャリスト
留学生サポート歴15年・オーストラリア移住経験8年
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