社会人の留学（休職制度を利用）

社会人の留学　体験談

Maikoさん

入国都市：シドニー

学校：グリニッジイングリッシュカレッジ

コース：一般英語コース＋ケンブリッジコース

＼社会人の留学／

休職制度を利用して１年間の語学留学に挑戦！

ボランティアをはじめ、交流イベントへの参加に加え、学習面ではケンブリッジFCE（B2）合格とAdvanced レベルの英語力を習得！１年間の語学留学を素晴らしい結果に導いたMaikoさんにお話を伺いました。

●Maikoさんが留学をしようと思ったきっかけをお教えください。

元々、異文化交流や英語に興味があったためです。
目の前の事に一生懸命向き合ってきた20代から、30代になりある程度キャリアを確立したところで、自分がどんな人生を歩みたいか、を考えるようになりました。自分のキャリアや価値観に固執せず、柔軟性と余裕がある大人になりたい、年齢を重ねるごとに人間として成長し人生を楽しみ続けたい、というのが私の答えでした。

漠然と留学するよりも、ちょうど目的が見えてきた今がチャンスだと思い、成長の第一歩として留学を決めました。

●プランはどのように決めましたか。

本気で英語力を向上させたいとYukieさんに相談したところ、ケンブリッジコースを勧めていただきました。実践的な英語を集中的に学べ、実生活にも役立つこと、試験に合格すると資格がもらえ、客観的に能力の証明ができるところに魅力を感じ、即決しました。

●出発前に不安や心配事はありましたか？

出発前の大きな不安や心配事は特にありませんでした。留学できることが楽しみで、1年という貴重な時間を有意義に過ごすために、留学でやりたいことを明確にすることに重きを置いていました。Yukieさんから事前に、生活する上で必要な情報を教えて頂いたことは勿論のこと、「留学先で何かあっても一人で抱え込まず、他の人にヘルプしてもらうのも大事な経験の一つ」だと教えて頂いたことが、とても大きかったです。

●出発前と到着後のギャップ、カルチャーショックなどはありましたか。

カルチャーショックの面では、文化的多様性があるオーストラリアならではの、お互いが尊重し、思いやり精神に溢れる文化に、良い意味で衝撃を受けました。そのように感じる場面は沢山ありましたが、例えば、方向音痴な私が無事に家に帰れるようにと、国籍も年齢も全く異なる友達が、帰りのバスを1時間も一緒に待って見送ってくれたこともありました。

ギャップとしては、英語がそんなに話せなくても、生活ができてしまうことに驚きました。海外生活を楽しむという目的であれば、それは安心材料になるのかもしれませんが、英語が話せるようになりたかった私は、少し焦りを感じました。

●到着後、英語での生活に慣れるまでどのくらいかかりましたか？

1週間ぐらいです。到着してすぐに学校が始まりましたが、先生が何を言っているかが分からず、教科書すらまともに開けない状態でした。また、話すこともゆっくりでままならない状態でしたが、人間関係の構築において語学力を言い訳にしない、と決めていました。特に最初は、言いたいことが上手く言えず、もどかしい思いをしていましたが、クラスメイトはいつも丁寧に耳を傾けてくれ、「あなたがゆっくり話すのは、きちんと正しい英語を話しているからよ」「あなたの英語は分かりやすいよ」と肯定し、褒めてくれました。話す努力と聞く努力をして初めてコミュニケーションが成り立つこと、そして語学力も大事ですが、それよりもコミュニケーション力が大切であることを学びました。

●留学中、大変だと思ったことはありましたか？

大変だと思った場面は多々ありました。例として、急性皮膚炎で病院を4件回ったこと、1年で一番気温が高い猛暑日にベランダに閉じ込められたこと、英語のモチベーションを保つのが難しいと感じたとき、等です。

勿論、渦中は必死でしたが、それと同時に、全てを糧にして最後は笑おうと決めていました。何かが起こる度に、周りの方々がサポートやアドバイスをくださり、人の温かさに触れ感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。また、これらを乗り越える度に多くのことを学び、自信が身に着き、今では経験して良かったと心底思います。

●Maikoさんがオーストラリアでチャレンジしたことを教えてください。

主にチャレンジしたことは下記のとおりです。
・ボランティア活動（シドニーマラソン、ピアニスト）
・ピアノの先生
・企業の海外支店のお手伝い
・ケンブリッジ英語検定
・学校外の英語コミュニティへの参加
・バリスタ資格取得／バリスタのトライアル
・ネイティブに混じり、オンラインで仕事の面接

特筆すべきは、ピアニストのボランティアです。結果として、ある高齢者施設で40回以上、演奏を行いました。ボランティアをしている、という感覚はなく、素敵な空間でピアノが弾けて、入居者やそのご家族、スタッフの皆さまが喜んでくれること、彼らと交流ができることが純粋に嬉しくて楽しく、気が付いたらこんなに通っていた、という感じです。最終的には、どれだけ貢献したかという正式な証明書を頂きました。元々シドニーでピアノを弾くつもりはありませんでしたが、せっかくの技術は活かした方が良いと、ハウスメイトが機会を見つけてくれました。私のスキルと可能性を信じてくれたハウスメイトや、いつもチームの一員として温かく受け入れてくれた施設の皆さまに本当に感謝しています。

＼Maikoさんのボランティア活動にスタッフから感謝のメッセージ！／

●ズバリ！オーストラリアに留学して良かったですか？

本当に良かったです！間違いなく人生の転機となりました。語学力向上により得たメリットも大きいですが、視野が広がったことで、より人生の選択肢や可能性が増え、人生がさらに楽しいと感じるようになりました。また、ずっと大切にしたいと思える人脈も得ることができました。さらには、日本とオーストラリアのそれぞれの良いところを発見し、それらを取り入れることで、バランスの良い人間になれた気がします。

●オーストラリア生活で学んだこと、気が付いたことなど、オーストラリア留学生活を通じて、Maikoさんが感じたことを教えてください。

英語力が伸びるかどうかは、自分の行動次第だと感じました。前述のとおり、あまり英語が話せなくても生活は成り立ってしまいます。そのため英語環境を保てる場所に自ら入って行く必要があると気づきました。私の場合は、日々の生活全ての場面を、英語を学ぶフィールドにしようと決め、学校では積極的に発言する、ネイティブと一緒に暮らす、ローカルコミュニティに属す、カフェに通い会話を楽しむ、という工夫をしました。

●オーストラリアの良い点、好きなところがありましたら教えてください。

私はオーストラリアの「肯定し合う文化」が好きです。私が出会った人々はよく「あなたはナイスだ」「あなたならできる」という言葉をかけてくれました。特別なことはしていないので、正直そう言われる心当たりはありませんでしたが、日本の謙遜する文化は一旦封印し、素直に「ありがとう」と受け止めていました。すると自信や自己肯定感の向上に繋がり、物事が上手くいくようになりました。また、相手のことも肯定し言葉で伝えることで、良いエネルギーの循環が生まれました。

試験前のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた時、ハウスメイトがこんな言葉をかけてくれました。

「あなたそのものと、あなたがシドニーで得た経験は、既にとても
価値がある。だから結果に捉われず、自信を持ってベストを尽くしたさい」と。

この言葉は今でも胸に残っています。

●オージースタディを選んだ理由を教えてください。

「留学をしたいし、そこでやりたいこともある、だけど何から始めたら良いか分からな
い」。そんな時にオージースタディのサイトを見つけました。Yukieさんの「海外に行
くことがゴールではなく、海外で充実した生活を送ることがゴール」という言葉に共感し
、お願いしたいと決めました。

お金を払えば「モノ」はすぐに手に入りますが、留学は「経験」であり、様々なプロセス
を経て成果が出るもの、そしてそれは自分自身が動いていくことでしか手に入らない
と思います。

オージースタディは実際に、「困ったときにはサポートしてほしい、でも出来る限り自分で主体的に動きたい」という私の思いを叶えてくれ、安心して様々なことに挑戦することができました。この物理的・精神的なサポート、そして留学生のゴールに一緒に寄り添ってくれるところが、他にはない最大の魅力だと感じます。

●今後のプランをお聞かせください。

留学のため休職していましたが、以前から勤めている企業で今後も働き、海外支店で働くチャンスを得たいと思っています。

プライベートでは、オーストラリアで出会った人々に会いに、定期的にシドニーへ遊びに行ったり、その他にも色々な国へ旅行を楽しみたいです。

●これから留学をされる方にメッセージをお願いします。

留学は新しい可能性を開くチャンスが沢山ありますが、それを掴むには失敗を恐れないことが重要だと思います。留学先での失敗の経験は、どんな立派な理論よりも、練習よりも、学びになります。私自身、たくさんのトライ＆エラーを繰り返し、周りの人たちに助けられ、成長することができました。今では全てがなくてはならない大切な経験となっています。悔いのないように、色々なことに挑戦し、楽しんできてください！